寄り合い板

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テーマ「バイト体験談を教えてください」 - すぎな

2018/08/21 (Tue) 21:34:35

チャットで話題に上がったテーマを立ち上げ。

「老若男女、ひきこもりや不登校の
 経験の有無も問いません。

 あなたのアルバイト体験を教えて
 くださいませんか。

 長期短期、失敗談、おもしろかった話。
 なんでもかまいません。
 いろんなお話をお聞きできると、
 糧になります。よろしくお願い致します。
 

Re: テーマ「バイト体験談を教えてください」 - すぎな

2018/08/26 (Sun) 20:51:00

バイト経験が少ないのですが、
まずはすぎなのを投稿させて頂きます。


高齢者向け住宅のご飯づくりの
バイトを約半年やってました。
最近も、求人広告や情報誌でよく
募集されてますね。

わたしが見つけたのは「90分、週3~」
という募集だったので、
「90分ならがんばれるかもしれない」
と思って応募してみました。

自転車で20分ほどの距離の場所でした。
が、こぎ始めて数分でパンク。
あわあわしながら自転車屋さんに
駆け込んだのを覚えています。
余裕を持って動く方なので、助かりました。

面接では、履歴書を見ての会話でしたが、
「受け答えが出来て、そこそこやれそうな
 雰囲気ならオッケー」
そういう感じを受けました。

マニュアルにそって働けば、包丁を
握れるレベルであれば十分仕事をこなせる
内容なのと、新施設オープンで人手が
欲しかったぶん、選りすぐりの人間を、
という面接ではなかった気がします。

数日後、直属の上司になる女性から
電話があり、~日の~時に来てください、
とのことでした。
エプロンと室内履きを持参、マスクや手袋は
支給、帽子は給料から天引きされました。

ものすごく緊張して眠れないし、食べれない。
でも、とにかく一日がんばろう、行ってみよう、
そんな気持ちでの初出勤でした。
施設では上司が待っていてくれて、仕事を
教えてくれました。
まだ入居者さんがひとりきりで、あっという間に
仕事が終わりました。

なんだか、ほわほわとした気持ちで、
「夢にまでみたそとでのバイトを、
 わたしはきょう、実際に終えたんだ」
と、現実感がないまま帰宅し、家に着いてから
両親の前で泣いたのを覚えています。

実際のところ、この日から約半年、
当時親しかったおともだち曰く、
「会うたびに泣いてたよね」
と言うくらい、泣きっぱなしの期間でした。

不安や緊張、ストレス、人間関係の問題。
いろんなことに慣れていなくて、
初めての経験ばっかりで、脳みそが
オーバーヒートしていました。
もうひとつ大きな理由としては、いまに
なってみれば、向いていない仕事だったなあ、
と思います。

約半年の間、仕事の帰りに父に泣きながら
きょうあったことを報告しつつ、田んぼの真ん中を
自転車で帰る日々だったなあ。

仕事内容としては、食事作りと言っても、
8割方調理済みの食材が冷蔵庫に届いているので、
レシピを見ながら、
「蒸す、温める、煮る」などの調理。
おかゆやご飯、お味噌汁、お茶はいちから
作ります。

大変なのは、入居者さんの状態によって、
お出しする形態を変えること。
Aさんは一口大にカット、Bさんはおかゆ、
それ以外はカットなし、Cさんはあらみじん切り、
Dさんは根菜のみ一口大、など、細かな
決まりがあって、さらには、行くたびに
体調の変化があると、
「きょうはAさんは、~のみみじん切りで」
などの指定があること。

もっと介護の段階が上がると、流動食にも
対応するそうですが、わたしの期間には
おられませんでした。

時間内に食事をカウンターに並べ、後片付け。
会社に提出する日報(その日の仕事内容を書く)
をつけたら、そろそろ食器が返ってきます。
それらを洗って乾燥器に入れ、ガスや電気機器の
確認をしたら、帰ります。

わたしが居た会社の方針では目安として、
入居者さんが15人くらいまでは、
ひとりでの仕事になります。
5人くらいまでは90分でこなし、
人数が増えると最大3時間に延びます。
最終的に、3時間の仕事になりました。

上司の話では、30人までをひとりで
こなすか、ふたり仕事になって時間が
減るか、という感じだそうです。

たまに上司が来るくらいで、最初の研修の
2週間を過ぎると、ずっとひとりきりです。
別のシフトの方とは顔を合わすこともないので、
お互い「気配」を感じるだけの同僚でした。

でもある時から、お互いにメモを残すように
なりました。
「~さんへ、~が冷蔵庫に残っています。
 よろしくお願いします」
「~をやっておきました。」
など。ある日のメモでは、
「入居者の~さんが、すぎなさんの
 作ったお寿司が美味しかったと喜んでました」
と書いてあって、嬉しくて持って帰りました。

そして、ラストの2ヶ月位で初めて、
厨房を全員で掃除する日があり、お互いに
普段困っていること、こうしたら楽、などを
実際に会ってお喋りしたことで、
「なあんだ、みんな困ってのか」
「わたしだけじゃなかった」
と、心強く思ったと同時に、
「もっと早くやり取りが出来ていれば
 苦しまずにすんだのにな」
と痛感しました。

このことがきっかけで、もし次に
バイトを探すなら、同僚がたくさん居て、
相談できるバイトにしたい、と思うように
なりました。

わたしが雇われていたのは給食会社で、
住宅を運営するのは別の会社。
おなじ建物の中にあっても、
「治外法権」のようなもので、扉を開けて
互いに出入りすることや干渉することは
基本的にありません。

でも、カウンター越しにかなりの暴言や
注文を出してくる介護スタッフさんが
居て、こちらは、
「社会に出るのがほぼ初めてで、常に
 びくびく、泣きそうなひよっこ」
のスタッフがひとりきりで仕事をしています。

介護ストレスなどを、全部わたしにぶつけて
来るので、精神的にかなり負けてました。
でも、助けてくれたり、味方になってくれる
ひとも居て、ずいぶん救われました。

施設によっては、厨房も同じ施設の管轄、
ということもありますが、現在の高齢者向け
施設では別の会社が厨房を委託されるという
システムが多いようです。

求人を見て応募してみようと思ったら、
「いっしょに働くひとの数」を確かめて
おくのがいいかもしれません。
ひとり仕事が楽と思うタイプか、
誰かが居てくれた方が楽と思うタイプなのか。
両方にメリットとデメリットがあります。

ひとりでの仕事でよかったのは、
厨房内にあるトイレにこもったり、
隅っこに隠れてメールが出来るので、
困ったり不安が強くなった時、
泣きたい時にはすごく便利でした(笑)


また、いろいろなバイトの体験談を
投稿して頂けたらうれしいです。

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